少し気が早いですが、事前の準備などもありますし、ゴールをイメージしておくことは大切です。本試験を受験するにあたっての心構えについてみていきましょう。
社労士受験は、8月の暑いさなかに行われます。しかも、試験時間は午前と午後をあわせて、およそ5時間という長丁場。体調が万全ではないと実力を発揮できません。直前期は風邪や夏バテに気をつけ、無理をしすぎて体調を壊さないように気をつけましょう。
また、当日迷ってしまって心身をすり減らすことのないように、受験票が届いたら、一度会場の下見にいくことをオススメします。
当日はクーラーによる冷え対策が必須です。会場によっては北極のように寒く、ブルブル震えながら受験することもありえます。
反対にクーラーが壊れていて非常に暑く、武者修行のように辛い試験となる場合もあります。脱ぎ着のしやすい上着やカーディガンなどを持っていき、当日調整ができるようにするといいでしょう。
なるべく、開場と同時に入場し、勉強するスペースを確保しましょう。そして、1時間の間に、昨日までにやったことを1つでも多く思い出して正確な知識にしましょう。
社会保険労務士試験は細かい数字を問われる試験なので、直前の記憶が勝負を決めます。1時間集中できればかなりの事を思い出すことができますね。
この1時間が勝負を決める大事な時間ということを、よく肝に銘じておいて下さい。
午後は長丁場ですから、しっかりと腹ごしらえをしてください。できれば時間のロスを押さえるため、昼食は持参したほうが良いでしょう。外にでてしまうと資格スクールの解答速報やセールスで気が散ってしまうかもしれません。 あと、午前中の試験の答え合わせは絶対にしてはいけません。もし午前中の試験で、基準点割れしている科目があったことに気付いてしまったら、悲惨です。心が千々に乱れた状態で、午後の試験に挑むことになっていまいます。
社労士試験の、特に選択問題では、時々「大ボス」と呼ばれるすごい難問が現れることがあります。それらにどんなに打ちのめされ、心が折れても、絶対に途中であきらめて帰ってはいけません!
この試験は途中で諦めて帰宅する人もたくさんいますが、自分が出来ない問題は、大抵周囲の受験生も解けていません。試験後に救済措置が出る可能性もあります。
折角合格ラインに乗っているのに、自己判断で1年を棒に振るのはもったいないでしょう?
また、分からない問題でも必死に知恵を絞りだし、最後の一秒まで粘って一点を取りに行く姿勢が合否を分けるといっても過言ではありません。
択一式試験は3時間30試験分と長丁場です。この時間をずっと集中し続けるのは困難なので、時間中に一時退席し、トイレにでも行くことをオススメします。試験問題から少し離れることで、煮詰まっていた頭もスッキリしますよ。